嫁が「ハコヅメ」を絶賛するので紹介します
最新刊の10巻が最近出たばかりの「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」という漫画をご紹介します!
嫁が大好きで、毎巻発売直後に買っています。(僕自身はハマっている、と言うほどではないですが、普通に楽しく読んでます)
作者は元警察官で、10年ほど勤めていたそうで、実体験を元にした(と思われる)警察の内部事情の話はリアリティに溢れています。しかも「女子」の目線から描かれる警察の世界は、ドラマで見るような華々しい警官の活躍とは一風違った、生々しい男社会の現実を浮き彫りにしています。おそらくは男目線では描けないような切り口がたくさんあり、シンプルに興味深いです。
端的に感想を言うと、「ハード過ぎやしませんか?」と。
夜通しの張り込み、疲弊した状態での訓練、凄惨な事故現場、人間心理を読む技術が要求される取り調べや尋問、危険がいっぱいの犯人追跡、一度引くと大変なことになる拳銃、サボるわけにはいかない報告書...
そんなハードな日常を描きつつも、ほっこりと読めるのは、作者が描き出すキャラクターたちがコミカルで憎めずほのぼのとしているから。シリアスな展開もありつつも、悲観的にならないようにうまくバランスが取られていますね。
さて、10巻ですが、気になる動きがありました。
1巻で交番に異動してきた藤部長ですが、その理由はフワッとしていました(川合はパワハラと信じていましたが、実は違うっぽい、ということにやっと気がつく)
藤部長に関する伏線としては最初期からそれっぽく匂わせる記述(この人との出会いを後悔云々)はありましたが、いよいよ核心に迫るのでしょうか???
その第一弾として、10巻には「特別編・同期の桜1」という、藤の過去のエピソードが収録されています。(1とナンバリングされているので、この続きがあるということだと思いますし、そもそもとても中途半端なところで終わっている)
なにやら重い展開が待っているのでしょうか...。あのダンボールの中身は何なのか...。気になります。
それにしても、泰三子さんは巻を重ねるうちに、どんどん絵が上手くなっていきますね!次巻も楽しみです。